【重要なお知らせ】諸般の事情により、現在勉強会を休止しております。
再開になりましたらこちらでもお知らせいたします。
何卒ご了承くださいませ(2017/10/4)
定員に達したため、締め切らせていただきます。ご了承ください(2017/9/10)
なお、参加される方は、下記の「日時」の変更と「テキスト」の追加をご確認ください(2017/9/12)
30日(土)の会はお休みになりました。ご了承ください(2017/9/27)このたび、精神分析の臨床論を主題とした研究会を企画しております。
本研究会はまず初めに、下記に提示したテキストにおいて取り上げられている事例と臨床視座を議論するところから始めたいと思います。
この著者はフランスの女性精神分析家であり、本書においてはラカン派の臨床の実際が紹介されています。本研究会は、本書の監訳者の向井雅明氏を中心に、ラカン派精神分析の臨床論について考察を深めることを主要なテーマとします。
ラカン派の精神分析は今まで日本において哲学や現代思想といった人文科学を通じて紹介される機会が多かったため、心理臨床においては様々な誤解や誤認が引き起こされてきました。本書においてはそれらを再考するに十分な臨床素材と視座が提供されています。そして、その底流にはフロイトの思考に深く根差した視座が横たわっていることを確認していただけると思います。
したがって、本研究会はラカンに関心のある方はもとより、精神分析の諸学派、精神分析以外のすべての臨床諸学派、および臨床に関心を持たれる学生の方々などの参加を広く歓迎します。異論、反論、批判などの多様なご意見は、臨床の場と同じく大いに歓迎します。
本研究会でなされた貴重な議論とその成果は、今年度の「日本心理臨床学会 第36回大会」の自主シンポジウムの報告に結実させ、当日のさらなる開かれた議論へと差し向ける予定です。学会会員の方はこちらの企画にもご参加いただければ幸甚です。
では、奮ってのご参加をお待ちしております。
記名称: 「精神分析と心理療法」研究会
日時: 2017年9月23日、30日(中止)
10月7日、14日、21日、28日、
11月4日、11日(全8回、毎週土曜)
時間は、17時から19時頃まで現在休止中
場所:
駒澤大学 駒沢キャンパス 禅研究館3階 教場304 東急田園都市線「駒沢大学駅」下車
https://www.komazawa-u.ac.jp/access/テキストラカン「真の精神分析と偽の精神分析」(原文は
Autres écrits 所収。参加者には訳文(向井訳)をメールにてお送りします)
※こちらの論文を先に読みます
ソニア・キリアコ『稲妻に打たれた欲望――精神分析によるトラウマからの脱出』向井正明監訳、誠信書房、2016年。参加費は無料です。
詳しくは、中野正美(
info-01@shibuya-therapy.org)までお問い合せください。
【補足】
日本心理臨床学会における報告については、詳しくは
学会ホームページの大会案内をご参照ください。概略は下記です。
学会・大会名: 日本心理臨床学会 第36回大会 自主シンポジウム3
会場: パシフィコ横浜
発表日時: 2017年11月18日(土) 15時30分から17時30分まで
演題: ラカン派精神分析の臨床論――ソニア・キリアコ『稲妻に打たれた欲望』を読む
登壇者: 河野一紀、向井雅明、中野正美
参加資格: 日本心理臨床学会会員